現代戦国時代

その目は、剣道の試合に臨む時の目と一緒だ。
 
俺はへたれなただの部員だったが、隆盛は違った。
 
まさしく、武士の気迫を持っている。
 
「ほーっほっほ!隆盛が戦国時代ってピッタリだな!?」
 
源内は手をたたいて、変な笑い方をしている。
 
ちょっと隆盛はぶすくれていたが、すぐに俺が割り込んだ。
 
「しゃあねえ……どうせ、ゲームだもんな!やってやろうじゃん!」