ポツポツと雨が降り始めたようだ。
 
再び源内の店の二階に来た俺と隆盛。
 
ただ違うのは、源内がこの場にいることだった。
 
「さて……何から話そうかね」
 
源内は頭をポリポリかきながら、お茶をすすっている。