黒い大きな影がようやく姿となって見え始めた。 黒の馬に乗った全身黒い鎧に身を包んだ人。 恐らく男だろう。 手には地面につきそうなくらい長い刀。 顔は仮面に覆われ、表情も分からないが、ただ一つ分かるのは敵であるということだった。