現代戦国時代

「幸村……俺な、成宮を押さえた時から不安でたまらないんだ…」
 
「不安?」
 
隆盛は両手を見ながら、わなわなと震えている。
 
「あんなふうに日本が変わっちまうんじゃないかなって思ってさ……」
 
「ははは!大丈夫だって、ブームなんて過ぎ去るもんだろ?」
 
俺はネガティブになってる隆盛をなんとか励まそうとした。
 
しかし、あんな様子見たらそうも言ってられない。