現代戦国時代

なんか、臨海に見られながらやるのは気恥ずかしかったが、とりあえず槍を突いてみた。
 
カツンッ!
 
木に突き刺さるどころか、簡単に槍を跳ね返されてしまった。
 
「あれっ?」
 
「槍の扱いは難しいですからね。体重を乗せ、突かなければ威力は出ませんよ」 

体重ね――
 
足をふんばり、前傾姿勢になるようにしてもう一度突いてみる。
 
ズガッ!