現代戦国時代

道場の開かれた門をくぐり俺がキョロキョロしていると、臨海が話し掛けてきた。
 
「お久しぶりですね?」
 
「久しぶり?」
 
そうか……
 
ゲーム内と外じゃ、時間の流れが違うんだった。
 
「臨海さん、稽古しに来たんですけど……」
 
「稽古ですね?それではこちらへ……」
 
臨海に引き連れられ、俺はたくさんの木が地面に刺さった広場に連れていかれた。