私は心配する母の横を通り抜け、部屋へと向かった。



【バタンッ...】



私は部屋に入ると、鞄を無造作に放り投げ、ベッドに倒れ込むように寝ころんだ。



悠真君の顔が浮かんだ。



【♪♪♪~】



“090-****-****”



知らない番号...。



誰?



迷っていたら、ひとりでに、電話は鳴り止んだ。



私は起き上がり、制服から部屋着に着替えた。



【♪♪♪~】



今度はCメール...。



“090-****-****”



同じ人?



誰?



私は恐る恐るメールを開く...。