………俺と岩砕の間に割って入ってきた半人半馬の男は、確かに鬼神ルシヴァナと名乗った。


鬼神………
神!!

では彼が、ディノウンが言っていた『助っ人』か!


「ウノサス、大丈夫!?」

「う…、蜂姫か……」

遅れて来た蜂姫が俺のそばに走って来た、が…

!!??
こ………
これが妖精騎士の戦闘スタイルなのか!?


黒いボンテージと言うかレオタードと言うか…
衣装はヘソ出しで、上下に大きくセパレート。
上半身の衣装なんか、かなりキワどいデザインで、下乳が見えている。

背中には、俺が幻だと錯覚したオブラート状の羽根が生えていた。

他の身体のラインもクッキリピッチリバッチリ出ていて、ハッキリ言って目のヤリ場に困る。

色んな意味で凄い!
さゆり以上だ。
俺は生唾を飲んだ………

って、今はそんなコトを考えてる場合じゃ無い!


「ウノサス、ファルキュリア。
しばらくぶりだなァ」

ルシヴァナが俺達をチラっと見て言った。

「ア、アンタが助っ人!?
まさかコッチでもアンタの顔を見るハメになるとはね、鬼!」

蜂姫の憎まれ口に、ルシヴァナはフンと鼻で笑って返した。

「うるせェ蜂だ。
テメェの助っ人に来たンじゃ無ェから安心しな!」

そしてルシヴァナは岩砕に向き直り、

「さて、と。
このところ身体がナマってるからなァ………
ウノサス、ちょいと奴と遊ばせてもらうぜ!」