『ち、シャクに障る奴らめ…

これならどうだ!!』


ブオォンッ!!

グドアオォッ!!


両サイドからの斬撃と飛拳!

「させん!!」

「どらあぁっ!!」


ガギッ!

ドガッ!


瞬時にルシヴァナとリ・シュウが俺の両側に現れ、ゼストの攻撃を防ぐ!

『かかったな…
三人まとめてチリになれ』

「何!?」


コオオォォォオ…


ゼストは飛ばしていない左掌から、黒い波動を俺達に向けて放射していた!

(しまった!
モロに食らう!!)

その時…
俺達の前にディノウンが飛来、素早く大鎌を盾に変えて波動を防ぐ!


ブシュアオオオッ!!


波動は盾に弾かれて四散した。

「あの攻撃は俺が防ぎます!
早く!」

「おう!」

俺は仲間にゼストからの攻撃を任せ、少しずつ奴との距離を縮めて行く。

…そろそろ頃合いか?

この間合いなら、一瞬で完全に奴の懐に踏み込める!

「行くぜ!
これで決める!!」


ダッ!


俺は全力でダッシュをかけ、遂にゼストの懐に飛び込んだ!