このままでは対応しきれない!


ブオンッ!


ゼストの剣が横一閃!

俺の首を落とす気だ!

「く…」


ガギッ!


何とか右腕で防げた…
と思ったのも束の間!


シュブオン!


逆方向からの斬撃!?

俺の首を狙う曲刀…
駄目だ、この速さには追いつけない!


ガッ!


………防げた?
いや、斬撃を防いでいたのはリ・シュウの旗だ!

「ウノサス、奴の速さに対応できるのは俺だけだ。
これは俺が何とかする!」

「すまない、リ・シュウ…」

俺は跳び上がり、窮地を脱することができた。

『逃がすか!』


ドブシュッ!


今度は俺のアクセル・フィストと同様に、右腕を飛ばしての攻撃を繰り出すゼスト!


「ぅりゃああああっ!!」

俺の前にルシヴァナが雄叫びと共に飛び込み、


グドオォッ!!


腕を交差させて防御体勢をとり、俺の代わりに飛拳を受け止める!

「パワーでの勝負なら、当然俺の出番だろうが。
力技の対処は俺に任せな!

でりゃああっ!!」

ルシヴァナは、気合いでゼストの飛拳を弾き返した!