章の間の1ページコラムです。
誤解を恐れずに白状しますと
「戦大将は無神論者」
です。
そんな僕が、なぜ神を題材にした話を書いているのか?
それは「人知を超えた者の視点で見る人間の世界」を書きたかったからです。
かつて漫画家の永井豪先生も『魔王ダンテ』という作品の中で同じようなコメントを残しています。
『魔王ダンテ』は悪魔の視点から見た人間を描いた作品でしたが、完全に善悪の価値観の基準が逆転しています。
人間とは善なのか、悪なのか…
人間は勝手な生き物です。
どちらにもなれるから。
例えば他の動物は生きるために狩りをしますが、人間は違いますよね?
毛皮やハンドバッグを作るために狩りをしたりしますが、これは『生きる上で絶対必要な狩猟』ではありません。
にも関わらず狩りをし、動物を殺します。
逆に人間を殺すと罰せられます。
例え極悪人を殺しても、です。
なのに戦争では敵兵を沢山殺した者が英雄となり、勲章が与えられる…
矛盾だらけです。
では極端な話、
「神が人間を殺したら、罪になるのか?」
少し考えてしまいますよね?
神という、人間より上位の存在が現実には居ないから、実際には有り得ないことなのですが。
人間は自分達より上の存在が現れたら、どうするんでしょうかね?
従属するのか、反逆するのか…
貴方なら、どうします?
さて、それでは続きをどうぞ!