………


「!!!」

俺の後を追って来た皆は、一斉に感じ取った。


俺の身に何が起こったのかを…


「ウ…ノサス…が……」

呆然として青ざめるラシス。

「分かってる!
その先は言うな!!」

ルシヴァナが、肩を震わせながら叫んだ。


「さゆりさんを探すのは後回しにします。
まずウノサスの捜索を優先しましょう!」

ディノウンの指示で一同は散開しようとしたが、

「駄目だ。
我々が別々に行動すれば、敵の思う壷だ。
ウノサスを倒した奴となれば、相当の強さを持った者だろう。
こちらも用心した方が良い」

「私も同意見だ。
しかし全員が一緒に居ても、魔神の捜索は困難だろう。
二手に分かれて捜索をしてはどうか?」

ディノウンは、リ・シュウと透徹の意見を聞き入れた。

「では…
俺とファルキュリア、リ・シュウで空から捜索をします。
ルシヴァナと透徹、ラシスには地上からの捜索をお願いします」


仲間達は2チームに分かれ、俺の捜索を開始した。


………