あの日の約束




私、桜木みお。高校1年生


春からは念願の高校に入学し
今では素敵な毎日を送っている。



「ちょっと慎吾~!遅くない?
先行っちゃうよぉ」


素敵…な毎日のはずなのに…


「あぁごめん!ちょっと待って!」



隣の家から耳障りな声が聞こえる。


玄関先でイライラしながら
慎吾を待つ彼女。


ヘラヘラしながら彼女に謝り
甘い言葉を吐く慎吾。



毎日この光景を見ていると
だんだん飽きれてくる。