いつもの朝。 午前8時。 俺は電車を待っている。 こんな糞田舎。 この時間に電車に乗る奴なんて俺ぐらいだろう。 そう思っていた。 「…………」 いつも通り。木製のベンチに座っていた。 その時だ。 足音が聞こえたのは。