―――爽の触れたところ、ぜんぶが熱くて 囁かれる言葉は、甘く響いて耳に残る。 このまま爽の腕のなかで、溶けてなくなりそう。 「………爽…す、き…ッ」 「……ん…知ってる…… …俺も、好き」 ―――その夜、 私は、爽のありったけの愛をもらった。 ――――――――……