続きの俺様!何様?執事サマ!?






皮膚を叩く音が響いて、まわりは静かになる。




「っにすんのよ…なにこのコ」




じろりとアサミさんが私を睨む。

思いきり睨み返した。

ハエバルを指差す。









「私、ハエバルとつきあってるんですけど!!」








「………え?」っていうハエバルの声が聞こえたけど気にしない。

ていうより自分でもなに言ってんのかわかんない。




でも、この人のせいでハエバルが傷ついたっていうのは




ぜったい嫌。








「ハエバルはあなたのこと好きじゃないんで、ほじくり返すのやめてください」




ハエバルの手をとって、むりやり歩き出した。

意外にハエバルは素直についてくる。

私はアサミさんを振りかえって、言った。








「それに、人を傷つける人なんか、ハエバルは嫌いです」









そこまで言ったら、ハエバルが私の手を引っ張り出した。


早く去りたいようで、走りだす。


私はそれに一生懸命ついていった。