続きの俺様!何様?執事サマ!?





「席つけー」




チャイムが鳴って、先生が入ってきた。


みんなが座り、私も自分の席へと戻って、授業が始まる。







先生の声はBGM。



私は授業そっちのけで考える。






―――別に一緒に住むのが嫌なわけじゃない。



爽といれるのは嬉しいし、



ハエバルも別に悪いヤツじゃないし。



でも、なんか、なんだろうなぁ。



ハエバルは、本心隠してる……みたいな。







ペットだとか何だかんだ言ってるけど







ほんとうは







(……愛してほしいだけなんじゃないのかな…)







眠たくなる午後の授業中、そんなことを、思った。