「……皐月、櫂とつきあってるの?」 聞くと、皐月はもっと顔を赤くさせて首をぶんぶんと振った。 あ、つきあってはないんだ。 「聞かないで!!」 「えー…気になる…」 「気にしないで!!」 ……いつも私のことはからかうくせにー。 まあ、真っ赤な皐月がかわいいからいいや!! 「がんばってね皐月ー」 「ふーんだ……愛こそがんばってね」 「…………ソーデシタネ」 疲労感とともに、ふたりして机に突っ伏した。 ほんとにこれから私はどうしたらいいんでしょうか。 ………誰かおしえて。