それは、入学式の最中。
成績トップのひとが新入生の言葉を読み上げてるとき。
「ねー愛、あの子、かっこいくない?」
皐月が私に耳打ちしてきた。
「そう?」
私は壇上に視線をむける。
………あ、かっこいいかも。
知的そうな顔だけど、黒のくせっ毛がぴょんぴょんはねてる髪型。
なんかかわいい。
私のタイプ…………
…………………ハッ!!
ちがうちがうちがう。
爽!!
私は爽ひとすじ!!
爽がいちばんかっこいい!!!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…