………爽。
私のことを心配してくれるのはとっても嬉しいんですが。
それより。
…………ハエバルの言っていたことは本当ですか?
『100人と付き合ったとかヤッたとかなんやら』
ヤッた………って、あれだよね、あれ。
恥ずかしいから言えないけど。
……………ほんと?
ちら、と爽を見ると、目があって。
「………?何」
首をかしげる仕草がかわいい。
見とれてると、顎に手を添えられた。
くすぐられて、なんか気持ちいい。
「もっと」って言うと爽が驚いた顔で私を見た。
「…………猫かよ」
「だってー…きもちぃー」
ふにゃふにゃの笑顔で告げたら、爽は手を離してくるりと方向転換。
そっぽをむかれてしまった。
……ふぇ。
………あっ!!思考が脱線した!!


