「絶対幸せになるって、約束したの」 そう言いながら小指をたてる。 爽が一緒なら、絶対に守れる約束。 櫂だって、皐月とだったらって、そう思って指きりをしたはず。 たぶんじゃなくて、絶対。 お互いに、永遠のひと。 笑みのとまらない私に、爽も微笑む。 「……俺との約束は?」 「……爽との?」 私が眉をひそめて聞き返せば、 「やっぱ覚えてねーか」 って笑った。