続きの俺様!何様?執事サマ!?





それからなにも言わなくなったハエバルを見て、爽は手を離した。

ハエバルの体がやっとまっすぐになる。




「嘘」




そうやってひとこと言えば、ハエバルは首をふった。




「嘘じゃないです」

「……バカじゃねーの?」




爽が馬鹿にするように笑った。



その瞬間、ハエバルが爽の胸ぐらをつかむ。


そして





「俺は愛さんが本気で好きなんですっ!!」





隣の部屋に聞こえてしまうんじゃないかという大声を出した。