久しぶりの櫂の姿に、びっくりする。 固まってると、櫂のうしろから顔を出した爽が私に言った。 「…………愛、服着とけって言ったよな?つーかオマエも見てんじゃねえ」 そして櫂のまた少し茶色くなった頭をたたいた。 あ、服、まだ着てなかっ………… 「―――ッ!!!!!」 爽はまだしも、櫂にまでみ、見られ……ぎゃ―――――ッ!!!! 「で、出てって!!はやくっ!!!」 「はいはい」 ため息まじりに返事をした爽が、櫂をつれて部屋の扉をしめる。 私は落ちこみながら、服を着始めた。