そんなことを考えはじめた私が何も話さなくなると、静かになる部屋。 その間もずっと爽は私の頭をなでてくれていて。 それが、すごく安心する。 だけど、その沈黙の時間を破ったのは、 ―――ゴンゴンッ という、ノック音だった。