――――――― 「……ぃ…愛」 「……ん…」 爽が私を呼ぶ声で、目が覚めた。 頭が働かないまま上半身をおこす。 隣には、爽がいた。 「おはよ。体、平気か」 朝からまぶしいくらいの笑顔。 「…からだ?」 「痛いトコとかない?」 痛い? 不思議に思いながらも自分の体を見下ろしたら。 「………っ…やぁあぁぁあ―――ッ!!」 私、なにも着てなかった。