心は楓の腕を引っ張り、連れて行こうとする。 「ま、待って」 怖いよ。 楓はその場にしゃがみ込んでしまった。 「どうしたの?」 心は一緒にしゃがんだ。 「だって、知らない子ばっかりなんだもん!! 楓のお友達なんかいないもん!」 言ったか言わないぐらいで楓は泣き出してしまった。