ガサガサッと葉っぱから照れくさそうに出てきた男の子は、同じ園の服をきていた。 「えへへ、バレた?」 男の子はニコニコしながら楓に近付いてきた。 「…」 「ねぇねぇ!楓ちゃん、一緒に遊ぼうよ!」 「おんなじクラス?」 「うん! 俺、心って言うんだ」 「心、くん?」 「ねぇ、楓ちゃん行こうよ!ブランコ乗ろう!」