Memories - 年の差恋愛 -

嬉しくて、準備が出来ていることと夕飯を作ってあることをメールすると、すぐに電話がかかってきた。

「お疲れ様です」

いつも電話だと焦ってしまってうまく話せないので、今日こそはと深呼吸してから電話に出た。

『佐智子ちゃん、泊り大丈夫?』

車のエンジンがかかる音がする。きっと今会社の駐車場なんだね。

「はい。父が、今度連れて来いって」

『ええ?』

私の言葉に驚いた飛田さんが、少し大きな声を出した。

そうだよね、急にそんなこと言われたらびっくりするかも。

『そうか、お父さんのお許しが出ているなら、きちんと挨拶しないとな』

「え?」

今から向うからと電話が切れたので、玄関で出掛ける準備をして待っていた。

そろそろ着くころかな?と時間を確認しているとピンポーンとインターホンが鳴って。

まさか鳴るとは思っていなかったので誰か確認すると飛田さんが玄関前に立っていた。

びっくりして玄関を開けると、少しだけ照れたように笑っている飛田さんが私を見てから家の中をうかがっていて。

「お父さん、居るんだろ?」