「おいでよ、佐智子ちゃん」
入口に立ったまま飛田さんの姿を見ていた私に、ポテトを抱きかかえたままの飛田さんが声をかけてくれた。
その笑顔はとても素敵で、ポテトに対する嫉妬なんであっさりどこかへ飛んで行ってしまって。
素直に部屋の中に入り、予想以上に広い部屋に驚きながらも飛田さんが座ったソファの隣に腰かけた。
ポテトが不思議そうに私を見つめてきて、思わず手を差し出すと、すんなり私の膝の上へ移動してきてやはり短い尻尾を振りながら、ワン!と優しく鳴きながら私の顔を見上げてきた。
「かわいい~」
思わずぎゅっと抱きしめると、再びワン!とひと吠えしてから私の膝から飛び降り、自分の場所なのだろう犬用のクッションの上に伏せるようにして座り込んでしまった。
「え、嫌われちゃった?」
抱きしめたのがいけなかったのかなぁ。
なんだか急に不安になり、横にいる飛田さんを見ると、飛田さんの腕が伸びてきて私の背中に回り込んだ。
「嫌いだったら、膝の上には乗らないと思うよ」
そっと背中を押すようにして飛田さんに抱きよせられ、頬が彼の胸元にぴったりとくっつく。
私の耳からは、ダイレクトに彼の鼓動が聞こえてきて、力強いそれに私までどきどきしてしまう。
「でも、逃げられちゃいましたよ・・・」
入口に立ったまま飛田さんの姿を見ていた私に、ポテトを抱きかかえたままの飛田さんが声をかけてくれた。
その笑顔はとても素敵で、ポテトに対する嫉妬なんであっさりどこかへ飛んで行ってしまって。
素直に部屋の中に入り、予想以上に広い部屋に驚きながらも飛田さんが座ったソファの隣に腰かけた。
ポテトが不思議そうに私を見つめてきて、思わず手を差し出すと、すんなり私の膝の上へ移動してきてやはり短い尻尾を振りながら、ワン!と優しく鳴きながら私の顔を見上げてきた。
「かわいい~」
思わずぎゅっと抱きしめると、再びワン!とひと吠えしてから私の膝から飛び降り、自分の場所なのだろう犬用のクッションの上に伏せるようにして座り込んでしまった。
「え、嫌われちゃった?」
抱きしめたのがいけなかったのかなぁ。
なんだか急に不安になり、横にいる飛田さんを見ると、飛田さんの腕が伸びてきて私の背中に回り込んだ。
「嫌いだったら、膝の上には乗らないと思うよ」
そっと背中を押すようにして飛田さんに抱きよせられ、頬が彼の胸元にぴったりとくっつく。
私の耳からは、ダイレクトに彼の鼓動が聞こえてきて、力強いそれに私までどきどきしてしまう。
「でも、逃げられちゃいましたよ・・・」

