Memories - 年の差恋愛 -

翌日も定時で終わった私と違い、残業をした飛田さんとは寝る前に電話で話せただけだった。

毎日会社で顔を合わせているんだから、仕事が終わってからも毎日会いたいなんて贅沢だよね。

だからと言って会社ではプライベートな話はほとんどできないし、お昼休みだって一緒に過ごしたことはない。

時々、すれ違う時に頭をくしゃってしてくれたり、書類を受け取るときに付箋に「がんばれ」なんてメッセージが書いてあったりするけど。

人間は幸せでもどんどん「もっと」って思ってしまうんだってわかった。

もっと、もっと一緒に居たいって心が叫んでる。

結局、今週は月曜日にお茶が出来ただけで毎日寝る前の電話だけで週末を迎えてしまった。

金曜日も残業で遅くなった飛田さんとは会うことが出来なくて、寝る前の電話で「明日迎えに行くから」とうい言葉に甘えてしまった。

夕方から同窓会だから、昼間はゆっくりしたかったんじゃないのかな?

ひょっとしたらお買いものとかあったんじゃないだろうか。

…同窓会。

前の奥さんも参加するんだよね。

気にならないと言ったらウソになるけど。

飛田さんを信じているけど…。

そんな事を考えていたらなかなか寝付けなくて、寝不足のまま朝を迎えてしまった。