Memories - 年の差恋愛 -

「どういう、つもり、ですか?」

口から心臓が飛び出しそうだけど。

心臓の代わりに疑問が口から出てしまった。

でも、でも。

今の状況って、どういうつもりで?

私のこと・・・好きなの?

それとも、遊びで?

一回り以上も年の離れた私だけど。

どうしてこんなことを?

「わかるでしょ?」

頭の後ろにあった右手を離したと思うと、両手で私の頬を包んで。

その、温かい手になんだか安心してしまうけど・・・。

「い、言ってくれないとわからない、です」

でも、でもこれって。

なんだか不安で涙があふれてしまう。

両目からこぼれ出た私の涙を、両頬に置かれた飛田さんの手によってふき取られていく。