キィイ…

『やっぱりここにいた』



屋上

きっとここにいると思った


「っ…なにしに来たんだよ」


『悠也が…悠也が心配だから来ちゃった』



悠也の隣に座る


「なぁ…」

『ん?』



「翔のこと…前から知ってたのか?」


『昨日偶然会ったの』



そう、本当に偶然だった




「そっか…じゃあ本当に付き合ったりとかなかったんだよな?」


凄く不安そうな顔



『うん。なにもないよ?』

「本当の本当の本当に?」


くすっ
変な悠也




『本当に━…っ』






心臓が止まるかと思った