「奈津、子…?」 『悠也ダメ!!春希はなにも悪くないの!!』 あたしが勝手に寂しくなって泣いてただけなの… 「なに言ってんだよ…コイツは」 『春希はなにも悪くない』 「………っ」 ガンッ 壁を強く殴り教室を出て行く悠也 『悠也!!!!っ…待って!!』 「おい、悠也!」 早く、早く追い掛けなきゃ!! 『…………っ?!』 「奈津…側にいてくれ…」 春希… 「頼む…奈津」 断れ、ない 『…わかった』