びば★高校生活




「んじゃ、奈津子の好きそうなところに連れて行ってやるよ」



あたしの好きそうなところ?




『どこ?どこに行くの?』


「まだ秘密!」




そう言って歩くこと15分



大きな扉の前に着いた





「奈津子、目つぶれ」



『……?』


言われるがまま目をつぶる




「こっち」


手を引かれながらゆっくり歩く





ギィイイ

扉の開く音がする




『目、開けてもいい?』






「もう少し」



いい匂いがしてきた





待ちきれなくて



『ね、もういい?』




「いいよ」



そこには━…





『…っ、凄い…キレイ!!』

一面に花畑が広がっていた…