とりあえず、この小学生をどうにかしないとな。
抱き心地のいい芽衣から体をはなして、小学生に近づいた。
同じくらいの目線になって、小学生を説得。
すべては芽衣との2人っきりのため。
そう思えばなんだってできる。
まぁ…小学生が相手だからいいけど。
「今日のこと、秘密な。お前もそのうち、こんな経験できっから」
小学生の頭をわしゃわしゃとなでた。
俺も昔…親にしてもらってたこと。
「うん、わかった!ぼくもお姉ちゃんたちみたいにバカップルになる!!」
小学生って…なにも疑わないからいいよな。
ものわかりいいし。
素直に走っていく小学生を笑顔で手を振る。
横目で芽衣を見ると、顔を赤くして頬をおさえていた。
バカップルっていう言葉に反応したんだな…。

