「う〜ん。それはもう恋でんがな」

「恋っ!?」

「どう考えても」


あたしは、須往と付き合っていた事がフェイクだった事や、この正体不明の胸の内を日向に相談していた。



その結果が…恋。



そんなバカな…!

今までしてきた恋は
こんなんじゃなかった。



もっとドキドキワクワクして、胸がウキウキして。

楽しい事ばかりだったのに。


こんなに苦しくて、もやもやして煩わしいのが恋だって言うの?