改札口の彼に。

塾にいかなきゃいけないのに、さっきから私ベッドの中で携帯を握ってる。


日が暮れて母親が玄関のドアを開け仕事から帰ってくるのがわかった。


ママごめんなさい。今日は塾ずる休みします。

心の中で母親に謝る。

どーしよーもなかった。
勉強どころじゃない。自分でもよくわからないけど、落ち着かない。


境木先輩にさわられた左肩の感触が忘れられなかった。


ただただ電話を待ってみる。

てゆーか何を話そう。先輩無口そうだし。。。あーどーしよー



ピピピピ ピピピピ


知らない番号からだ