私たちは近くの公園のベンチに座った。 「…確かに琉菜の言うとおり……俺の家は倒産間近だ。」 「………うん。」 やっぱり………。 「………最初は親父がなんとかしてくれてたんだけど、だんだん親父だけじゃ苦しくなって来たらしいんだ。」 …………そんなにショウの家は危ないんだ……。