俺の機嫌の悪さに気付いた樺乃は泣きそうになる訳でもなく、マズイって顔をして言い訳を探してる。 一歩後退ってヘラヘラしだす樺乃はキョロキョロしてどうにか話題を変えようと必死だ。 『な、なにがー?あ、なんかコンビニでも寄っ、』 『後でな』 『……』 最近、心が狭くなった気がすんだけど、これって絶対樺乃の所為。 樺乃が嘘なんかつきやがった所為。 “もう柚杞のこと好きじゃない”