『だって呼ばれたら』 『確かに俺だって呼ばれたら行くよ』 『ならお互い様じゃ…』 『でも抱き締めて欲しいって言われたからって抱き締めたりはしねぇよ』 『っ…!』 『抱き締めさせてって頼まれたから許したんだ?さっきの男に』 俺の一言に樺乃の大きな目が更に開き、なんで?と言うように眉が寄った。 …そんな顔すんなよ。 嘘でもそんな事してないって強く言い訳して欲しかった。 俺を好きだって言ってた樺乃が思い出されて余計苦しい。 俺が触れたいのも、触れさせるのも樺乃だけ。 でも、お前は違うの?