俺がかなり怒ってることに気付いた樺乃はすごい強ばった表情でただ俺を見て口をつぐむ。 いつもだったら優しく促したりもするんだけど今の俺にそんな余裕は全く無い。 しびれを切らした俺は樺乃に近寄って中庭から連れだした。 掴んだ腕は抵抗を示すもののそれはこっちにとって痛くも痒くも無い力なわけで。 『や、柚杞』 『嫌じゃねぇよ』 睨むように見下ろせば樺乃はビクリと肩を震わせた。 『細っせー腕。こんだけの力しか無くて男と二人になってどーすんだよ』 『それは』 『それは?仕方ないって言ってんの?』