「は?来るわけねーだろ」
叫びにも近い神崎先輩の声をあっさりと流した岩佐先輩は長く息を吐いた。
「……どうしたの?くらい聞いてよ」
「興味ねえし」
「はあ……実は、優衣ちゃんとケンカしちゃってさ。パァンってビンタされて教室出ていっちゃったんだよ……しかも、大キライって叫んで……」
「何勝手にしゃべってんだよ」
「確かに俺が悪い。優衣ちゃんが嫌がるようなこと、教室でやっちゃったんだから。でも俺が悪いけどさ、大キライはないよね?」
「キライなもんはキライなんだよ。うっせーな」
「でも、優衣ちゃんも悪いんだよ。俺が抱きしめると逃げるくせに、普通に話してる時とか不意にすっげー可愛く笑うんだもん。 それにさー、服掴まれるのとか、やばい可愛い」
……な、なに、このちぐはぐした会話。会話になってるのかな?な、なってるんだよね?だって一応この二人幼なじみだし……。
いくら幼なじみだからってちぐはぐし過ぎって思うのは私だけなのかな?

