「あれ?梨海ちゃ――」
「優衣ぃぃいいっ! ねえ大丈夫!? こんのポンカスに変なことされてない?なんか飲まされ――いーやぁああ! なあに飲まされちゃったの?!ただのお茶のはずないわっ。 何入れたのよ! 神崎祥也ぁぁああっ! ビヤクだったりしたら許さないんだからっ!!!!」
入ってきた途端、私を抱きしめ服が乱れてないか確認。その後、テーブルに置いてあったグラスを見つけ……神崎先輩に掴みかかる。
そんな梨海ちゃんを冷静に宥めようとする神崎先輩は何を思ったか、ひょいっと梨海ちゃんを抱き上げた。
「ぎゃっ! 何すんのよっ!離しなさいよっ!! あたし、あんたとは絶対寝ないんだからっ!」
「じゃあ静かにしてくれない? あんまり言うこと聞いてくれないなら、この場で、もちろん優衣ちゃんの目の前で拘束してオカしちゃうよ? やっぱキジョウイがいいよねえ、一応お仕置きだし?それともザイがい――」
「わ、わかったわよっ!」
零れるほど大きく見開かれた瞳は、次に力を込めて神崎先輩を睨み上げる。
「早く下ろしてっ!」
バタバタする梨海ちゃんを丁寧に下ろした神崎先輩は困ったと言わんばかりに肩を竦めた。

