ケンカ上等☆不良校上々↑↑




「おい、みくる?どした?」


頭上からは翼の声が降ってくる。



どーしよう。

何て答えればいいの?




分かんない。

分かんないよ。





「あたしっ───」


何か喋らなきゃ、と、必死に声を出した時だった。





「きゃ〜☆」


嬉しそうな高い声に、儚くもあたしの声はかき消される。



「だ.誰?」

「翼〜♪」



名前を呼びながら、翼の首に腕を回して抱き付く彼女は、


「は?!おまっ、なんでいんだよ」



栗色のクルクル髪を揺らした綺麗なギャルでした。







え?、まさか、


「翼の……元カノ?」






どどどどど.どーしよ〜!!