ケンカ上等☆不良校上々↑↑




「え?」


今まで、ちゃんと黙ってたけど、つい声が零れた。


心配すんな、って、

そりゃ不安にもなるよ。



あたし、どうすればいいか分かんないし。







「いつも通り、笑ってろ。



絶対、おまえは俺が守る」





不意打ちだ。


こんなセリフ、不意打ちだよ、翼。




「なっ、べ.別に、あたしは守ってもらわなくてもっ」


最近は、大丈夫だったのにな。


素直になれてたのにな。



まただ。


この胸の奥からのドキドキ。


熱くなる頬。


翼と目を合わせられない。





これ、何なの?





「意地っ張り。

バーカ、少しは素直になれっつーの」



そんなこと言われたって、なれっこない。


『うっさいなぁ』


そう言いたいのに、もう心がいっぱいいっぱいで、何も出てこないよ。




この気持ちって、
もしかしたら………、



気付いちゃいけないと思った。

だって、きっと叶わないもん。


気付いちゃダメだよ。









この気持ちが一般的に言う“恋”だなんて。