ケンカ上等☆不良校上々↑↑




本人がそう言うなら、翼に言われた通り、ほっとこ。




どす黒いオーラを漂わせてる太陽と距離が開く。


時々振り返りながら、翼の隣まで駆け寄った。





違う。

駆け寄ろうとしたの。




なのに、数歩足を踏み出した瞬間、

誰かによって歩くことを阻止された。





あたしの腕を掴む手は、太陽じゃない。


だって、あのショック状態で、あの太陽が動けるはずないもん。



翼は先に行っちゃったから、戻ってくれば、すぐ気付くはずだし。





それに、制服に見覚えがない。


捲られた袖から出た腕は、少し細い気がする。





じゃあ、今あたしの腕を掴んでるのは誰?













「お久しぶりですね。


木崎みくるさん」