ケンカ上等☆不良校上々↑↑




「えっ───」


……やっぱり。


立ち止まって意識が飛びそうになってる。




「オレと帰るの嫌なの?」

涙目で聞いてくる。



「嫌じゃないっ、全然嫌じゃないよ!」


速攻答えてみても。





「そうだよな〜。
帰り誘うの、いっつもオレだもんね〜」



マイナス思考が始まって、太陽が壊れ始めた。





「下校デート、みくるちゃんとが良かったな〜」

「あの、だから、」

「なら、いっそイケメンと駆け落ちしよっかな〜」

「へ?」



太陽、そんな趣味あったの?






「ほっとけ」


翼は、あたしの頭にポンと手を置いてから、前を歩ってく。


ほっとけって言われても。



「あたし、先行っちゃうよ?
太陽〜?」




「もう、ほっといてくれ。
オレは女に興味はないんだ〜」



あ、そうですか………。