ケンカ上等☆不良校上々↑↑




何を言えばいいのか、何を伝えればいいのか、わからない。


涙を流す美弥薇を前に、手を伸ばすのを躊躇った。



あたしがかけてあげられる言葉なんて、何もないから。




「俺は、今のおまえのところに戻る気はない」

きっぱり言い放った仁に驚いて、瞬時に見上げる。



「そんな言い方───」

しなくてもいいじゃん。


言いかけた部分は、続けられた声にかき消されて。



「おまえが変わるんなら、戻ってやってもいい」


仁………。


再び絡んだ視線に、あたしたちは小さな微笑みを浮かべる。



そうだね。

見捨てるなんてこと、しない。

仁は、優しい人だから。




「本当にっ?」

顔をあげた美弥薇の、潤んで輝く瞳。


初めて、そこに純粋さを見た気がした。



しゃがんで、無言で頷く仁。

そんな様子に、あたしの表情は知らず知らず緩んでいく。



「木崎みくる、あなたに言いたいことがあります」