守りたい。
ずっと前から思ってて、ずっと前から変わらない気持ち。
でも今のあたしに、みんなを守れる?
そう問いかければ問いかけるほど、自分の惨めさを思い知る。
強がりな芽咲の涙に、気づいてあげられないあたしだよ?
太陽の笑顔の裏の弱さに、気づいてあげられないあたしだよ?
歩夢の隠していた事実と悩みに、気づいてあげられないあたしだよ?
仁の悲しい過去に、気づいてあげられないあたしだよ?
何より、突き放してくれた翼の優しさに、気づけなかったあたしだよ?
「あたしは………」
言いたい言葉が、どうしても声にできなくて。
唇を噛みしめて美弥薇をじっと見たまま。
「あれ〜?
弱気とか、みくるちゃんらしくないぜ〜」
明るい聞き慣れた声は背後から。
「オレの親友に、手出さないでくれる?」


