ケンカ上等☆不良校上々↑↑




息切れしつつ、軽い笑みを浮かべて歩夢は言う。

仁は美弥薇を無理矢理向き合わせて何かを話してるみたいだった。




「芽咲、太陽来るまで歩夢を手伝ってあげて」

「言われなくても、手伝うよぉ。
やーん、ちょっとぉ汚い手で触んないでよ」


特徴的な声の調子はいつもと同じなのに。



「私に触れていいのは太陽だけなの!」

芽咲が蹴りを入れると鈍い音が何度か鳴って。



手加減っていうものを知らないのかな…?

関係のないあたしまで、激痛が走るような感覚になる。




見ていられなくて、またアキちゃんのほうへ方向転換。

そこには、笹倉先輩を必死に運ぼうとしてる姿が。



「むーっ、なんなのコイツ。
デカすぎて運べないじゃない」


いったい太陽は何をしてるんだろう。

がんばってるアキちゃんが可哀想に思えてくるよ。



とにもかくにも、あたしもできることを探さなきゃ。


まずは、脱出。

抑えられて不自由になった体をどうにかしないと。



でも、どうにかってどうするの?